一里野「石」日記

8月21日(土)

朝方震度3地震に見まわれたため電車が遅れ、予定よりも30分ほど送れて午前8時、Mにゃん号に乗って奈良から一路石川県一里野を目指す。途中ガイドブックに載っていたお蕎麦屋さんでおいしいザル蕎麦と蕎麦ダンゴをいただき「夕方までに着ければいいよね」という予想を多く裏切って午後1時半に一里野に到着。しかし、あいにくの雨。それにどんどん雨足は激しくなってくる。「明日大丈夫なのかなぁ」といいながらホテルにチェックイン。スキー場のゲレンデの目の前にホテル群があり、ライブ会場もゲレンデの隣の広場に作られている。雨も小降りになってきたので会場の方に行ってみる事にする。

会場の入り口に明日の看板があった。「12:30ピカデリーサーカス 12:50須藤薫 13:10杉真理・・・」なにぃ〜ピカデリーは20分しかないのぉ?杉さんのソロがあるのは嬉しいけど20分じゃせいぜい3〜4曲がいいとこじゃない!!財津さんやタケカワさんは持ち時間50分もあるのに・・・20分のためにここまで来たのぉ?とMにゃんも不服そうだ。そうこうしているとwakaさんをみかけた。「こんにちは」と声をかけると会釈をしてくれた。まぁ、ファンの子がいるくらいにしか思ってないだろうと思ったら、「石日記読んだよ」と。えーー!!なんでぇ?と叫びたいところを我慢して「えー?いつですか?」と聞いたら「いやー飛行機の中で。杉くんが持ってきてくれてみんなで回し読みしたんだ。」ぬわんですとぉ?そりゃ、確かに杉さんにバリ石日記をまとめたものとYさんのHPの事は前の手紙に書いてたんだけどホントに見てくれるとは思ってなかったし、それがみんなの目に触れているとは・・・・(恥)「いやー実に面白かったよ。すごい好評だったよ」と言ってくれるものの、なんだか照れくさいっ・・・「ピカデリー20分なんですね」と話しをそらした。「いやいや、財津さんもタケカワさんも全部ピカデリーがバックするからずっと出ずっぱりじゃないかな?」えー!!それって美味しすぎ!!「じゃ、薫ちゃんのバックもピカデリーなんですか?」と聞くと「もちろん、こっちは大変だろうと思っていろいろ助け舟出してあげたけど杉くんがやるっていうから。ほんと大変だよ。風祭くんなんてずっと練習してたよ」さすが、杉さん(感涙)!!おなざりの持ち歌うたって最後にセッションなんてイベントを想像してただけにわくわくしてきた。「今はみんな大広間で爆睡してるよ。ゴンドラにでも乗りに行こうって誘ってみようかな」と言いながらwakaさんは向こうに行ってしまった。

会場を見てうろうろしていたけれども一周りしてしまったので他に見るものもない。「山の上って何があるんだろうね」とMにゃんと言いながら「でも今ゴンドラのところに行ったらいかにもだよねぇ」と分けの分からないジレンマと戦いながら「ま、暇だから乗り場のところまで行ってみるだけ行ってみようよ」とMにゃんが言ってくれたので行く事にする。ゴンドラ乗り場に着いたものの「上って別に何があるわけじゃないよね、誰か知ってる人が来てるかもしれないからホテルに帰ってみようか?」と言って、ホテルの方に向かっていると7〜8人の集団がこちらの方に歩いてきている。よく見ると、上田さんだぁ!!そして横には薫ちゃん!!そして、そして一番端にサングラスをかけた杉さんだぁ!!!げげーどうしようっ!!あいにくそこは何もない1本道。私はMにゃんの腕をつかみまるで明子姉ちゃんのごとくMにゃんの後ろに隠れてしまった。しかし、そこにはwakaさんもいて、すっかり私が誰であるかばれている様子。周りのスタッフからは「あー石だ!!」とか「ホントだー石になってる!!」などと声があがっている。(あー穴があったら入りたいっ!!)「石日記読んだよー」と杉さんが言ってくれてるんだけどどうも、直視できない。「あ、ありがとうございます。。。」と言うのが精一杯で、恥ずかしくて早く立ち去りたかった。(ああ、なんてバカなんだろう・・・)そうしたら後ろから杉さんが「大好評だったよー」と叫んでくれた。Hakoちゃんも「大統領じゃないよー」と叫んでいる。ああ、なんで私はいつもまともにお礼すら言えないんだろう…

ホテルの手前でKちゃん家族に会った。Kちゃんのお子さんをあやしていると高島さんが歩いてきて「よく来るねーこんなトコまで」などと話しかけてくれた。「今晩の懇親会ってどんな感じなんですか?」と聞いたら「俺もさーよくわかんないんだけど、なんか周りに屋台とか出てリハーサル見ながらそれを食べるって感じじゃないかなぁ…9時までには終わらなきゃいけないみたいだから」やっぱりねーと思いながら「1時間半ですもんねぇ」と納得。そうこうしていたら私たちの隣のホテルから東さんを始め松尾さん、嶋田さん、哲さん、ケースケさんが出てきた。うわぁーと思っていたらMにゃんに気づいた松尾さんが「あれ?どこに泊まってるの?」と話しかけてくれた。(よかったねー)「どっか、食べるとこない?」と言いながら東さんたちは隣のホテルのレストランに入って行った。

Kちゃんに「今杉さんたちゴンドラの方に行ったよ」と言うとKちゃんは「行こうよー」と言った。うーん、さっきあそこで会ってなんだか追っかけてるみたいでなんだかなぁと思ったけれども「Mちゃんも行きたいよねー」と娘を釣っている様子(笑)なのでKちゃん家族と一緒にゴンドラの方に向かった。「あれから30分以上もたってるからゴンドラですれ違ったりしてねー」と言って乗り込んでゴンドラが動き出したとたんすれちがったゴンドラに人影を発見。「げげげー杉さんたちだぁ・・・・(涙)」Kちゃんと2人で「すぎさぁ〜〜んっ」と叫びながら離れて行くゴンドラを見つめていた…

山の上は想像通りの感じで遠くの山々を臨む景色が広がっていた。写真を撮って一周りして下に降りた。温泉に入って浴衣に着替えて女2人でビールをさしつさされつやってるとなんだかとっても幸せな気分になった。うーん、極楽、極楽。

7時半からの前夜祭のために7時前に会場の方に行ってみるともうみんな来ていて前夜祭のリハーサルを見ていた。ちょうど峠さんがカーペンターズのナンバーをやるところだった。曲(Good bye to love)が始まって歌い始めると「あ、ごめんなさーいっ日本語で歌うんだったー」とやりなおしているけれども日本語だろうと英語だろうと違和感がない。峠さんの声は偉大だ。

そうこうしていると会場のロープがはずされ前夜祭が始まった。みんなアロハやTシャツといったラフな格好だ。

21st Century Man
久しぶりに聴くPiccadilly Circusはなんだかとてもかっこいい。改めてバンドなんだなぁという感じがする。
「どうもこんばんは、Piccadilly Circusです。今日は前夜祭、温野菜(笑)と言うことで公開リハーサルをやってみたいと思います。」

彼女のBrand-new day
後ろで花火があがっている。
司会のMORのMアナウンサーが出てきて話しをするのだが「どうもかみ合いませんねぇ」などと言われてしまう(笑)「今日いっぱい話すと明日話すことがなくなっちゃうもんで(笑)」

財津さんが登場とともにあちこちから「財津さーん」という声が上がる。
上田さんを見て「あ、どこかで見かけたと思ったら」「懐かしい顔ですねぇ」などと声をかけあう。「今日は前菜ということで…気楽でいいですねぇ」と財津さんも負けてはいない(笑)

If I needed someone
「BEALTSの中で一番有名なジョージハリスンの一番有名な曲を…」と言って1曲で退場。「財津さんは短いのが好きなんです(笑)」

薫ちゃんが登場。白のシャツを着て髪をアップにした薫ちゃんはいつものライブの時よりもしっとりとした雰囲気だ。にこやかにメンバーそれぞれに頭を下げながら「よろしくお願いします」のあいさつ。
「能力の限界を超えてますがPiccadillyはBritish Rockなんだけど、一見ポリシーないように見えますが、実はないんです(笑)カントリーもカーペンターズもやっちゃいます(笑)では練習不足の曲を・・・」

さよならHappy Tears
薫ちゃんが2番の途中で歌詞を忘れるハプニング。照れ笑いをしているとすかさず、助け舟を出す杉さん。
「途中歌詞が不明瞭な点がありました・・・」「えーちょっとリハーサルの感じを出してみました(笑)」さすがに息のあった(?)2人(笑)

ロマンティック天国

曲が終わって嶋田さんのキーボードが調子が悪い。
「公私混同で、確認しましょう、豚の角煮、なんちゃって。(笑)」

峠さんの登場。アジアンテイストの赤いタンクトップにゆったりとしたジーンズ。
グロリアエステファンのカバー
「今のはキューバの曲でしたが次はバリの曲を・・・」

静かなる花
この曲は杉さんと峠さんの共作。ゆったりとした曲で、スケールの大きな曲。峠さんのエキゾチックなイメージととても合っている
♪アジアの片隅に咲いている 名もない一輪の花 
 ありがとう あなたがこの街に生まれたこと♪
ガムランの音が心地良い。本当にバリの風景が浮かぶような曲だった。

メンバー紹介
伊豆田さんはひげがかなり伸びてかなりワイルドな雰囲気
松尾さんは名前が呼ばれると指パッチンをしてくれる
風祭「甘酢」なんて紹介されてしまった、風祭さん
部屋履きのスリッパの上からトイレのサンダルを履いていたさすがロッカーのケースケさん
今日はサンダル履きだけど、いつもは雪駄履きの哲さん
雷小僧のようにスポットライトを当ててもらってオーラを放っている上田さん。小泉さんの代わりに遅刻しながらもやってきてくれた偉大なアレンジャー嶋田さん

愛の歴史を始めよう
最後の別々のフレーズが気持ちよく空に響く。
♪こんな歌から始めよう♪杉さんの声がやさしく辺りに響く。

「では明日のステージが上手く行くことを願って」と言って
Baby! it's all right
リハーサルと言っても本当に見ごたえのある本番さながらのステージ。時々音のチェックはあるけれど、こんなにしっかり見れるとは思ってなかったので感激だった。

リハーサルが終わってみんなでホテルの中の喫茶店に行く。カラオケもあってそのうちカラオケ大会になる。SAYURI(石川さゆり)の「ウイスキーがお好きでしょ」に始まって「恋人」「ゴダイゴメドレー」・・・だけど一番盛りあがったのは伊豆田さんの「冬の南風」だった。伊豆田さんファンのYさんが歌うのだけどそのカラオケが本人出演だったものだから伊豆田さんが出るたびに見入ってしまって歌うようにならない(笑)聴いているほうもひやかしできゃーきゃー言うものだからどんどんテンションが上がっていってしまう。他のお客さんたちやお店の人に「この人明日のイベントに出ますからねー」などと説明をしたりして(笑)

花火したいねーなどと言っていたものの、外はあいにくの雨。
明日は大丈夫なんだろうか。。。

8月22日(日)

朝起きてぼんやりしているとNちゃんがやって来た。「もうみんな場所取りに行ってるよ」と教えてくれた。着替えもそこそこにレジャーシートを持って場所を取りに行く。外はどんよりして今にも雨が降りそうだ。「大丈夫かなぁ、雨降ったらどうするのかなぁ」雨天時は屋内でやる事になっているのだが、ここまでセッティングしてるんだからもう、後には引けないだろう。

朝食を取り、みんなでだらだらと話しているとお茶でも飲もうと言うことになり隣のホテルの喫茶店に行く。ちょうど2階でガラス貼りになってるから辺りの様子が分かってちょうどいい。紅茶を飲んでいるとKちゃんが窓の下を通った。手を振ると何か言っているので下に降りてみた。「昨夜携帯の留守電にいれたんだけど・・・」と話していると(残念ながらこの尾口村では私の携帯は入らないのであった)ちょうど杉さんたちが会場に向かうところだった。もうすでに車に乗りこんでいたけれど手を振ると
にこやかに手を振り返してくれた。

みんなで会場の方に向かう。もうすでにかなりの人が集まっている。ステージではもうすでに音合わせが始まっていた。
リハーサルと言えども1曲をちゃんと通してやってくれるので見ている方も嬉しい。
Baby! it's all rightが始まると少しづつ晴れ間が見えてきた。山の天気の事だから変わりやすいのはしょうがない。バスタオルと傘を取りに帰った。

開演までに時間があったので辺りを回ってみる。いろいろなお店のテントが出ている。CDショップを覗いて見る。あんなに苦労して手に入れた「N.A.T」がたくさんあった。SORMAもBONZもある。もちろん出演者のはほとんど揃っている。すごい!!

お昼ご飯になるものをと探しているとカレーの屋台が出ていた。それもちゃんとインドの方がその場でナンを焼いている。こんなところでこんなものがいただけるとは・・・それもナンはホウバのお皿にのっていて何とも粋な感じ。紅茶もあって両方で650円。花キューピットのイベントと言うことでお花やさんも出ている。

このイベントは生放送ということもあり、最初のタイトルコールや拍手の練習をする。そうこうしているうちに12:30になりタイトルコールとともにイベントが始まった。

Mアナウンサーと杉さんが登場。杉さんは青いシャツに赤いパンツ。サスペンダーをしている。BGMに「バカンスはいつも雨」。「杉さんはナイアガラトライアングルとして大瀧詠一さんや佐野元春さんとともに…」というお決まりの紹介から始まり、ゴンドラに乗って見た風景は「天国に一番近い高原」だったそうだ。「歌の歌詞になりそうですねー」と和やかに会話は進む。

尾口村の町長さんが登場し、杉さんと固い握手。
Mアナが出演者の紹介をするがPiccadillyが抜けている。
その上、「オープニングアクトのPiccadilly Circusのみなさんですー」と紹介されてなぜか、拳を握ってしまう(笑)

Baby! it's all right
みんな暑いのにきちんとスーツを着ている。入場者はすでに3000人を超えている。辺りに気持ちよくコーラスが響く。
「こんにちは、Piccadilly Circusです。みなさんと僕らの力でここを花と音楽にあふれた遊園地にしちゃいましょう!」

恋の道化師〜メリーゴーラウンド
ステージの後ろには池があって子供たちが水浴びをしている。時々振り返って、立ち止まっては後ろからステージを見ている。子供も、大人も楽しんで、本当に遊園地みたいだ。

お泣きメアリー

「昨夜お風呂に入った時に松尾さんと伊豆田さんが入っていったら2人のこの髪と髭を見て先に入ってた親子、びびった(笑)それに上田さんと風祭君はお風呂はいるときでもサングラスかけたままなんです(笑)恐そうなんですけどみんなホントはいい人なんですよ(笑)」
こんな場所で聴くこの曲はさらにとても優しく、暖かく聞える。

彼女のBrand‐new day
「Piccadilly Circusの特徴は1曲の中でソロがコロコロ変わるという特徴があるのですがこの曲は3分ちょっとで本当にコロコロ変わります(笑)」

薫ちゃんの登場。白のノースリーブのカットソーに白のカプリパンツ。青いシャツを腰に巻いている。2人のアルバムの紹介があって「もう、夏ばっちり、ちりばつ、つーな」といった所でMアナ「えー?みなさん、ちりばつなんて言いますかぁ?言いませんよねー昨日から、オヤジギャグって言うんですか、言ってますよね。でも結構滑ってますよね。今日もダメでしたねー」などと言われさすがの杉さんも「ちくちく言いますねー」と反論(笑)薫ちゃんは「まだこれからですよねー」とナイスフォロー。「Mさんも昨夜日本酒結構やってたんじゃないですか、イワナかなんかで。おっとそれはイワナい約束、なんちゃって」辺りから拍手が起こる(笑)「それでは曲いってもらえますか?」「やだ!」と杉さんおちゃめな反抗(笑)

ロマンティック天国
薫ちゃんは飛んだり跳ねたりターンしたりとても楽しそうだ。
「薫ちゃん前の日、眠れなかったんですって?それもコンサートだから遠足前のみたいなのかと思ったら違うんですよね、羽田空港が新しくなってから行った事ないんで眠れなかったんですってね」「そうなんです、明日は(飛行機に)乗るぞ―!!って思ったら3時になっても眠れなかったんです(笑)」「薫ちゃんはこういうコンサートは初めてですか?」「屋外のコンサートは初めてでみんなの顔が見えすぎちゃって嬉しいような、帰りたくなるような・・・」「帰らないでくださいよぉ」(笑)

さよならHappy Tears
考えてみればバックはPiccadillyなのだ。松尾さんと杉さんのコーラスのこの曲も他ではもう聴けないかもしれないと思うととても得した気分になった。

1回目のメンバー紹介。
Love Life
意外な曲だったから辺りから「おおー」というどよめきが起こる。伊豆田さんに会場からひまわりの花束が渡される。伊豆田さんの穏やかな声は本当にこの場所にあっているなぁとおもう。

いとしのロージー
聴きなれたこの曲も野外で聴くととても気持ちがいい。メンバー紹介の時に「まつおさーん」とみんなで声をかけるとちゃんとポーズを取ってくれる。

愛はタイムマシーン
「歌詞の中で未来の事を歌っているのですが、『緑と歌に癒された街』まさにこの場所じゃないかなという思いを込めて歌います。」

財津さんが登場。紺色のシャツにパンツといったラフな格好だ。財津さんのファンもたくさん来ている。
サボテンの花
青春の影
僕が作った愛の歌
All my loving
If I needed someone

席を立ってホテルに向かうと、生放送のラジオを流しながらホテルの人達が働いていた。「なんかすごく盛りあがってるみたいだねぇ」とホテルの女将さんが言ってくれた。「毎年、いろんな人がイベントに来てくれるんだけど最近は若い人少なくて、今年はたくさん来てるみたいだから嬉しいよ。」と言ってくれた。ここの人達にとって毎年、毎年がお祭りであり、生活なんだと思った。私たちはここに訪れて去って行くが、ここの人はいかにまた足を運んでもらうか、そう考えてみんなイベントを実行しているのだろう。なかなか遠くて来れないけれどここはとても心地良くて気持ちのよい緑と歌に癒されている場所だ。

2回目のメンバー紹介
SORMA1号と呼ばれている嶋田さん
子供と動物に好かれるロッカーケースケさん。今日は固い靴を履いている哲さん。
2人のギターをフューチャーした曲を…
Good Friend
「CDだと竹内まりやとか稲垣潤一くんとかの声が一声入っています。記念に買って帰ったらお得かもよ(笑)」とちゃめっけっぽく笑う杉さん。
曇り空だったが雨が落ちてきた。傘を差しては後ろの人が見えないと言うことでタオルをかけたり帽子をかぶったり。雨なのか、汗なのか分からないけど服はもうびしょびしょだ。

Darlin'
音楽は時に人生を変えちゃうものです。BEATLSは僕らにとって師匠ですがこの曲はそのBEATLSのジョンレノンの事を歌った歌です。

Dreamer
この前あったサンシャインのBOXの話になる。野球帽をかぶったおじさんの話を松尾さんと2人でするのだがこの話がテンポが良く続く(笑)2人のトークは本当に息が合っていて楽しい。

Never Cry Butterfly
伊豆田さんの声が気持ちよく響く。雨も上がり、辺りではとんぼがたくさん飛んでいる。時々みんなのマイクに止まったり、歌っている前を飛んだり、杉さんはそれが気になっているようだ。とんぼを目で追ったり、笑ったり。和やかで穏やかな時間。

峠さんの登場。白い花柄のワンピース。
グロリアエステファンのカバー
静かなる花
Close to you
青春の輝き
峠さんの「Close to you」はやはり絶品。

薫ちゃんが再び登場。
雨の日と月曜日は
薫ちゃんの声は峠さんとは正反対でどんな曲を歌っても「須藤薫」の歌になってしまう。時々これがカバーであることを忘れてしまう。
「峠さんと一緒に作ったアルバムをもう1曲歌いましょうか?カーペンターズって息が長いですよね、んがーって後ろに倒れそうになっちゃいますよね」「んがーーーですか?(笑)」峠さんのリアクションも楽しい。

愛にさよならを
かおるちゃんもコーラスに入ってのこの歌。本当にみんな気持ちよさそうだった。聴いているほうもすごく壮大で気持ち良くて、鳥肌が立ちそうだった。
太陽が射してずいぶん暑くなってきた。

ガンダーラ
銀河鉄道999
Happiness is a warm gun
Kansas City

薫ちゃんに渡す花束を買うために席を立った。途中、wakaさんに会って話していると「昨日はSのHPの1周年だったんだね」って言うので「そうですね、私はここに来る前にメッセージ入れてきましたよ」というと「あ、忘れちゃってた…」「1年前の事すごくよく覚えてますよ、薫ちゃんのHPが出来たのすごくうれしかったんです。その時は薫ちゃんが活動してるの知らなかったから、両方で嬉しかったんです。」「でも不思議だよね、ホント。去年の8月のイベントから始まって、ランドマークのイベントがあって…その時の新星堂にしてもTV東京のOさんにしてもFM愛媛のWさんにしても本当に「須藤薫」が好きなんだなぁって一生懸命になってくれてる。いくら僕たちがいいって言っても聴いてくれる人がいいという反応をしてくれないとね。ネットは聴いてる人の反応が本当によく分かるからこっちも嬉しいんだ。」「本当に不思議ですよね、時々恐いって思うときもあります。」こうやって製作側の人と話せること自体が私にとっては不思議だ。ただのファンを10何年もやってきて杉さんの全国ツアーにすら入らなかった小さな町に住んでいて、自分の中では杉さんや薫ちゃんを好きな気持ちは以前と同じなのにどんどん波のようにいろんな嬉しいことが巻き起こっている。偶然が偶然を重ねてすごい方向へ流れている。もしかしたらそれは偶然じゃないのかもしれない、そう思うときもある。

21st Century Man
再びPiccadilly Circusのライブ。この辺りからみんな立ち始める。Piccadilly以外のファンの人も楽しんでくれているようだ。もうすでに入場者数は9000人を超えている。どこまでも人の波が続いている。こんなにもたくさんの人がPiccadillyを聴いてくれてる、そう思うだけで嬉しくなる。

愛の歴史を始めよう
本当に気持ちよくサビの部分が広がって行く気がする。「初めて聴く人、これがPiccadillyなんだよ―!!」って言いたい気分になる。

Baby! it's all right
杉さんも本当に楽しそうに歌っている。客席のみんながサビの振り付けで踊っていると杉さんも同じようにこっちに向かって指をさしてくれる。こちら側のテンションも上がりっぱなしだ。

I saw her standing there
オールセッションによるビートルズナンバー。
みんな本当に楽しそうに歌っている。薫ちゃんと峠さんはモンキーダンス、ツイストと歌うのも忘れて踊っている(笑)哲さんもソロで水を得た魚のように本当に気持ちよく弾いている。ああ、みんなBEATLSが本当に好きなんだなぁというのがひしひしと伝わってくる。

Can't buy me love
勢いは止まらない。ステージもみんな踊っている。辺りを見るとみんな踊っている。すごいっ!!50を越えているだろうおばさまも、おじさまも踊っている。なんだかとても嬉しくてきょろきょろ辺りを見まわしてしまう。
みんなが花束を持ってステージに行っているので私もカサブランカの花束を薫ちゃんに渡しに行く。花束を差し出すと「あーNちゃん!!」と言ってハグされてしまった(^^;;だけど段差があったのと、いきなりだったので薫ちゃんの肩に思いきり顔をぶつけてしまう。がんっと衝撃があった。私の歯が思いきり薫ちゃんの腕に…。(ああ、ごめんなさい…)

Hey Jude
伊豆田さんがソロを取るような形での「Hey Jude」
太陽は出ているけれどもまた雨が降り出した。天気雨だ。本当に変な天気だ。だけど雨粒がきらきら光ってとてもきれい。火照った身体に心地良い雨だ。

Twist and Shout
花束贈呈も終わりもう終わりなんだろうなぁ・・・と思っていたら「もう1曲やりましょう!!」と杉さん。会場から大きな拍手。
最後まで本当にはじけて、楽しいライブだった。

ありきたりのイベントではなく、本当に退屈する暇のない3時間半だった。杉さんは毎週、毎週違うライブがあり、こんな大掛かりなイベントをプロデュースする時間がどこにあったんだろうと思う。だけど、本当にいいライブだったと思う。
BEATLSやカーペンターズが大スキで、尊敬しているミュージシャンが集まってそれぞれに主張しながら、お互いを尊重しているんだなぁというがとても強く感じられた。
PiccadillyのライブとBEATLESのイベントとそしていつ今度は見れるか分からない「N.A.T」のイベントを一度に見れたとても内容の濃いイベントだった。やってるほうも見てるほうも本当に楽しくて、嬉しくて、遠かったけど本当に行って良かった!!

ステージの前に置かれていたたくさんのコスモスの花が高原の涼やかな風に揺れていた。ここはもう、秋が訪れようとしている。
素敵なライブを見せてくれた杉さん、出演者のみなさま、スタッフの方々、ニュー白山の女将さん、尾口村の方々、一緒に楽しんだ素敵な仲間に心をこめて、ありがとう!!とても素敵な夏をすごせました。

追記― イベントが終わって金沢に向かうメンバーをお見送りした。終わった後も薫ちゃんはとっても楽しそうだった。杉さんは私を見かけてまた「石日記よかったよー」と言ってくれた(感涙)「このTシャツいいでしょ」と後ろを振り向いてくれた。Piccadillyのジャケットと写真がプリントされていた。「ファンの人が作ってくれたんだぁ」と嬉しそうだった。作ったファンの人これ見てくれるかなぁ?杉さんとっても喜んでましたよ―(きれいに写真取れなくてごめんなさいっ)

              
             
  Thanks to Masamichi Sugi & SME
Miki & Cafe's YOSHI & Soulmates
                                Written by nia